土田晴信のブログ (Hal Tsuchida's Blog)

横浜BarBarBarのライブ (2月8日) 

先日の横浜BarBarBarのライブにお越し下さいました皆様に感謝しております。どうもありがとうございます。多くの方に来て頂き嬉しく思います。 

演奏中にどこからか口笛が聞こえたのでメンバーが吹いているかなと思ったらお客さんでした。それだけ気持ちが良かったのでしょう。(笑)

 

先日のサムタイムのライブ動画 3 

もう一つ動画をアップロードしました。邦題は抱きしめたいなのですが訳をすると手を握りたいという感じでしょうか。ということでBeatlesのI Want to Hold Your HandでGrant Greenのトリビュートです。最近バンドらしいサウンドになってきたので今後がますます楽しみです。

先日のサムタイムのライブ動画 2 

先日のサムタイムのライブで演奏した1曲をYouTubeにアップロードしました。最近ずっとJack McDuffを聞いているので彼が演奏しているMean to Meという曲が好きで演奏してみました。 

アメリカでは先日までNAMMショーの話で盛り上がっていて、去年から使っているLegendオルガンの最新アップデート音源がそこで披露となりました。メーカーからそのアップデートのベータテスト依頼があったので先日のライブから使い始めました。音も前回よりもさらに改良されたので自宅のB3の音にさらに近いように調節して良い感じになってきました。これからも楽しみです。

吉祥寺サムタイムのライブ (1月25日) 

記録的な寒さでしたが吉祥寺サムタイムにお越し下さいました皆様方に感謝しております。沢山の方々に来て頂き大変嬉しいです。どうもありがとうございました。 ギターは小暮哲也さん、ドラムは二本松義史さんとのレギュラートリオでした。トリオとしても更に良い感じになってきましたので今後が楽しみです。

次回のサムタイムは4月11日(水)です。どうぞよろしくお願い致します。

 

ハモンドオルガンとレスリーの修理 17 

レスリー122の上下のモーターのノイズが洗濯機のようにうるさくて、オルガンのボリュームを小さくして演奏する時にモーターの音の方が大きかったので、もう一度全部分解してオイル注してすべてのゴム足も交換しました。半年ぐらい前にも分解清掃したのですが、それでも直らなかったので今回はさらにオイルを注入してモーターの中身のワッシャーなども交換しました。以前にホーンのモーターはいじられたような跡があり、少々部品の不具合がありましたが、ローターのモーターからの一部移植と家にあったパーツで何とか事なきを得ました。今はかなり静かになったのでこれで終了です。

これでモーターの修理、アンプの修理、スピーカーコーンの一部ひび割れの修理、ホーンの清掃と調整、ベアリングの交換、クロスオーバーコンデンサーの交換などすべてやれるべき事はやりましたので、当分修理しない事を願ってます。

B3の方は定期的なメンテナンスという事で真空管のチェック、一部の真空管の接点をよくするために接点復活剤のDeoxITを塗り、バスバーをシフトさせて他列接点場所を移動しました。

修理するのは楽しいのですが、気持ちの良い音で練習する時間に使いたいので、ひとまずこれでハモンドB3とレスリー122の修理・調整を終わらせたいと思います。また不具合が発生すれば修理したいと思います。

でも実はレスリー45も他に所有しているんです・・・。(笑)もし場所があったらA100かC3を購入してまたじっくりとメンテナンスしたい気持ちもありますが、残念ながら場所がない状況です。アップライトピアノを売ってオルガン2台置くか検討中ではありますが・・・おそらくしないと思います。

 

先月のアディロンダックカフェでの動画 

昨年12月にアディロンダックカフェでライブ録音がありました。メンバーはギターの小暮哲也さん、ドラムの二本松義史さんのオルガントリオでした。その時の動画の一部をアップロードしました。このライブ録音のCDについての詳しい情報はまだですが、詳細がわかりましたらお知らせ致します。

ちなみにこの動画はCanon iVIS mini Xで撮影したものです。超広角で高画質・高音質で重宝しています。

ベルリンのZig Zag Jazz Clubのライブ (12月22日) 

ベルリンのZig Zag Jazz Clubで演奏でした。ドイツに住んでいた時に一番お世話になった二人の友達であるTorsten GoodsとTobias Backhausのトリオでした。実はこのクラブの二階に改造されたハモンドB3とレスリーがあったので、それではそれを使おうということになり、みんなで必死に細い階段を通って運び、ステージにセッティングしました。それでいざ試してみると不具合が。この段階でもうクラブは開場時間になり、結局すぐさま片付けて自分のオルガンをセッティングしました。サウンドチェックも一切できないまま本番の演奏となりましたが、ドイツにいたときはよく一緒に演奏していたので、その後はスムーズに。沢山のお客さんの中で楽しい二年ぶりの再会の演奏となりました。いつかドイツでツアーできたらいいなと思います。

 

ベルリンのBadenscher Hofのライブ (12月20日) 

ベルリンで大変お世話になっていたBadenscher Hofで演奏でした。今回初めて共演したWill Jacobsはシカゴ出身ということでシカゴの話で盛り上がりました。ドラムのAkira Nakamuraさんも初めての共演で同い年ということもありすぐに意気投合しました。演奏もなんだかシカゴブルースの感じを思い出させるような楽しい演奏でした。 

そしてベルリンから引っ越した二年前と変わらずBadenscher Hofのみんなも元気で再会できてとても嬉しかったです。演奏後はしばしみんなと談笑。濃厚な二日目のベルリンでした。

 

私の師匠Willie Pickensが言ってくれたこと 

先日私のジャズピアノの師だったWillie Pickensが亡くなった知らせを聞きました。ノーザンイリノイ大学でジャズピアノを専攻していた時に本当にたくさんのことを教えてくれました。音楽のこと以外にも人生やその他についても多くのことを語ってくれました。 

最近では私を慕ってくれる後輩や同年代のミュージシャンがいるので彼が言った素晴らしいこと事を書きたいと思います。当時私は大学では他のピアニストの学生よりもジャズを始めたのが遅かったため練習しても追いつかないような感じがしていて才能の差も感じて落ち込んでいました。そんな話をすると彼は、 

「どこに行っても自分より上手いプレーヤーはいる。だからまずは心を落ち着かせて自分のできることを続けなさい。自分のスタイルがあれば、競争はなくなる。だから、自分の好きなものを追求して自分のスタイルを確立するように努力を続けなさい。」 

と言いました。今でもこの言葉を常に思って続けています。そして教えるときは悩んでいる後輩にも言ったりします。 

日本ではなぜかすぐに人と比較する傾向にある気がします。受験勉強などで小さいころから人と比べられ、そしてコンペティションなんかも大好きで、よく誰がどうとか比べる傾向ですよね。それで自分が焦って落ち込んだりしますよね。でも人と比べるのはナンセンスなんだと思います。残念ながら生まれ持った能力の差はあるので、身体的に速く動いたり、すぐ吸収できたり、感覚的にできたりと多くの差はあると思います。しかし音楽はスポーツと違い競争ではないと思います。スポーツのように勝ち負けではありませんから。 

そんな訳で師匠が言ってくれた言葉を今でも思って続けています。自分のスタイルがあれば競争ではなくなると。あとはそれを好んでくれる人・そうでない人は他の人なので、自分のできることを追求するが大事という事。おそらく彼がこう助言してくれなかったら今日まで続けていなくて演奏するのをやめていたでしょうね。それぐらい自分にとっての重みのある救いの言葉でした。 

競争ではないと。 

そして彼は本当に謙虚でした。レッスンでも生徒が自分より何かうまくできるとそれはどうやってやるのかと質問していました。私もBarry Harrisから習ったビバップのアドリブ方法を駆使して当時はビバップを研究していた時にどうやってそうやってアドリブのラインを作るのかと質問されたのを覚えています。とても謙虚な人だなと思いました。そして一生勉強でこれからもっと上手くなりたいという姿勢が伝わってきました。彼は当時72歳ぐらいでした。 

PS. 今日はそんなことを思い出しながら彼の演奏(昔日本から発売された2枚のアルバム)を聞いています。このアルバムは以前の火事で無事でした。他のアルバム同様に水はかかってしまいましたが。

Hub浅草のライブ (12月10日) 

師走の寒い日曜日にも関わらず、本日のHub浅草のライブにお越し下さいました皆様、どうもありがとうございます。あっという間に過ぎた楽しいライブでした。感謝しております。テナーサックスの中村誠一さん、ギターの関根彰良さん、ドラムの長谷川ガクさんとカルテットでした。

野毛Junkのライブ (12月6日) 

野毛Junkにお越し下さいました皆様、どうもありがとうございました。ミュージシャンの友人も遊びに来てくださり、さらに楽しいライブとなりました。ギターの小暮哲也さん、ドラムの二本松義史さんとのトリオでした。 

写真がないので動画です。最近ビデオ系のガジェットにはまっています。

Viscount Legendのアップデート 

今使っているViscount Legendのオルガンのアップデートをリリース前に最終審査してほしいとメーカーから依頼がありました。まだまだ改良できる箇所がありましたので、それから一週間以上メーカーとメール、ビデオメッセージ、電話とたくさんのやり取りをして一段落つくまで良い感じに仕上がったので本日アップデートがリリースされました。自宅のB3やその他サンプル音源でとってある他のB3やA100などの音源とこの最新のアップデートを比較して仕上げていったので、ほとんど普通の人が聞いても違う個体のビンテージというぐらいの音まで仕上がりました。こうやっていろいろとメーカーが頼ってきてくれて、それに協力できることは嬉しいです。そして何より良い音のオルガンでライブできるのはさらに嬉しいです。 

というわけで、今回のリリースと同時に私が製作したビデオを公開しました。最初は自宅のB3とLegendをレスリー122を通して比較、そのあとは両方からラインをとって比較しました。最初にブラインドテストを作りましたが、違いがわかりますか?ほとんどの人がおそらくわからない、もしくは両方ともビンテージだと感じるのではないでしょうか。しかもビンテージのハモンドオルガンは微妙に一台一台音が違うのです。今日のライブから本格的に使いたいと思います。

大学でジャズ史の講義 

大学で一般教養としてジャズ史を教えるようになってもうすぐ2年目が終わります。単にパワーポイント使い、音源を聞かせるというだけではよくあるクラスでつまらないので、ビデオなども見せたりします。しかしそれも誰でもできるので、弾きながら説明して一味違うようにしています。時には履修生が楽器を演奏するようであれば、音楽的にも深い説明、たとえばTake Fiveだったら5/4でどのようにしたら5拍子をとらえたら良いかとか、ジャズとラテン音楽は混ざったりという関係があって、ではラテン音楽はブラジリアン、アフロキューバン、その他カリプソ、レゲエなども弾きながら説明します。(これはシカゴでブラジリアンバンドとアフロキューバンバンドでピアノで演奏していたのが役にたってます。)ブルース、ブギウギといった説明は弾きながらして、スイング時代とは密接な関係があって、それからブギウギはR&Bやロックンロールに変化していきと説明して、ロックンロールピアノを弾いたりします。(でもピアノは足で弾きませんよ。) 

そんな感じで今日はハードバップ時代だったので、Jimmy Smithの説明とともにどうやって彼は演奏していたかとデモ演奏しながらオルガンを弾きました。講義する時代の中で一番好きな時でもあります。 

ただ残念ながらそれでも寝る学生、来ない学生はいるものです。幸いJimmy Smithの説明の時には寝る履修生はいませんが。もったいないです。アメリカやヨーロッパの大学生は講義で寝ません。さぼる事もほとんどありません。良くない授業は学費返せというぐらいなんです。だから日本の高等教育も受験中心ではなく、変革が必要だなと思います。

話は反れましたが、少しでも若い人がジャズファンになってくれればと思いこのクラスを教えています。そうでないとヨーロッパのようにもっともっとジャズシーンが悪くなり、ジャズと一般聴衆の差がさらに大きくなってしまうと思います。少しでもジャズに興味を持ってくれればと願い講義しています。

Viscount Soloのハードケース 

新しい一段鍵盤のオルガンであるViscount Soloのカスタムハードケースを有本ケースさんに依頼するために自宅に伺いました。以前も二段鍵盤、一段鍵盤、足鍵盤のハードケースを作ってもらいました。バルカナイズドファイバーと言う素材(いわゆるドラマーがスタンドなどを入れるよく見るケース)なので、軽くて頑丈なので飛行機で運ぶ時に重宝します。 

実は日本でこのケースを作れるのは有本さんともう一社しかなく、海外も作っている会社はほとんどないのです。なので知られてはいませんが日本の職人技術でもあります。 

オルガンは現地調達するのが難しく、海外の場合は送るのが大変でコストもかかります。ということでスタンド、ベンチ、アンプは現地調達して、オルガン本体と小物機材は持っていく場合がほとんどです。それでも重量制限の23kg、三辺の合計203cmを超えないようにするのも大変です。超えても超過料金払えば済むのですが結構高いです。 

12月にドイツのベルリンで二本ほど演奏するので以前のように二弾鍵盤を持って行くことを考えているのですが、かなり大変なので今後アメリカやヨーロッパ以外、アジアの国でも演奏する際(これは今後の目標の一つ)にも気軽に持っていける新しい一段鍵盤のケースを作っておけば良いかなと思いました。二弾鍵盤に比べると奏法などで妥協することがありますが、普通に演奏はできます。 

カスタムハードケースをお探し場合は有本ケースさんおすすめです。 

yupon-japan.com/index.html

PS. そして完成してドイツに持っていきました。

 

ブルースオルガン 

オルガンに向かってブルース弾いて一日スタートすることがあります。僕はブルースピアニストとして活動し始めたのが最初でそれでシカゴに行って、アメリカ各地をサポートとしてツアー(一番大変だったのではオレゴン州ポートランドからシカゴまで3400kmをバンドメンバー交代でノンストップで運転して帰ってきたことでした!)、その後にジャズを本格的に演奏するようになったのですが、ジャズを演奏するにしてもブルースは大切だと僕は思っています。日本はどうか知りませんが、残念ながらアメリカの大学でジャズを勉強している学生はブルースが12小節の簡単な音楽だと思っている人がほとんどで、とても違和感を感じ、60年代以降のジャズしか聞かない(つまりビバップもスイングも聞かない)学生が多かったです。でもブルースを演奏するのはシンプルですが難しいです。いかにあのサウンドや雰囲気を表現するかとか考えると深くてジャズやその他の音楽同様に難しいと思います。もう15年以上前にウイントンマルサリスのワークショップが僕の通っていた大学であって、話す機会があった時になぜ最近の大学のジャズ科はブルースを軽視するのかって質問をしたら、それはあってはならないことと話をしていたのを思い出します。 

コード進行もシンプルで、歌い方やフレージングもペンタトニック中心、それでいてカッコよくというのはジャズなどコード進行もいろいろあって、歌い方やフレージングも多様というのと全く逆でそれはそれで難しいと思います。最近自分がスタートした原点に戻ってピアニストのJohnnie Johnson, Otis Spann, Johnny Jones, Dr. John, Professor Longhairなどリストが続くのですが、いろいろと聞いています。それこそ18歳から20歳すぎごろは特にシカゴブルースピアノをコピーしまくっていたのですが、今聞くと細部までコピーできていなかったんだなと思ったりします。 

ジャズ演奏するようになってピアニストとして活動するようになって、後にオルガンに転向して黒人街で毎週演奏していましたが、そこではジャズやブルースをジャンル分けせずに普通に演奏していました。それだけ昔の黒人ミュージシャンやお客さんにとって自然な事でジャンル分けするのはナンセンスな事なんだなと思いました。 

まあそんなわけでオルガンでもブルースをと思っています。でも知っている人は知っていると思いますが、ブルースの鍵盤楽器ってピアノが主流なんです。オルガンがバンドに入っていても(例えばBB Kingなんかよくオルガン使っていましたね)、オルガンは後ろでコロコロと転がったピアノのように弾くことはないので、アプローチも全く違うんです。そしてベースがいることがほとんどなので、オルガンがジャズのようにベースを弾くことがないんです。だからある意味あまりないような感じでオルガンがジャズのようにベースを弾きながらブルース弾くのは新たな感じになるかななんて思いながら難しいですがやっています。

ということでちょっとしたブルースの話でした。

横浜BarBarBarのライブ (11月15日) 

BarBarBarのライブにお越し下さいました皆様、ありがとうございました。ギターの関根彰良さん、ドラムの二本松義史さん、ボーカルの渡辺明日香さんとのメンバーでした。即座にいろいろと変えていったりといろいろな駆け引き等もあり、あっという間の楽しいライブでした。どうもありがとうございました。

グルーヴについて考える 

グルーヴ・・・。音楽をやっている人にとってはとても深い言葉だと思います。(ここでのグルーヴはリズムパターンとかそういう事ではなくグルーヴする演奏という事です。) 

この言葉を意識するようになったのは特にシカゴで活動していた時で、ブルースであろうとジャズであろうとその他の音楽であろうと一番ミュージシャンが大切にしていた事でした。テクニックがあるだの、難しいことができるだの、そんなことよりあの奏者はグルーヴするかしないかっていう事がみんなにとってとても大事でした。だからジャズシーンでよく言われていたのは彼・彼女の演奏はスイングするよねとかハードにスイングするよねっていう事が誉め言葉(ここでのスイングっていうのは4ビートやシャッフルなどでグルーヴするという意味)で、それが何よりも一番大事なことでした。(残念ながら僕はニューヨークのシーンはよく知りませんが、ニューヨーク以外にもシカゴやニューオリンズなどのその他いくつかの都市のジャズシーンも大きいのです。) 

もう10年以上も前にドラマーのHarold Jonesと一緒に演奏した時はほんとにグルーヴしていて、一拍が本当に長かったです。一拍一拍がお腹にボディーブローを受けているみたいで、あれは強烈でした。そして、サックスのPhil Woodsと演奏した時も一人で吹いていてあれだけグルーヴするのは凄いなと思いました。(余談ですが、よく管楽器とかその他はリズムセクションではうわものとかいう人いますが、個人的にこの考え方は好きではありません。やはりなんであろうと個人個人グルーヴするのが大事だと僕は思っています。あくまでも個人的な意見なので気分を損なわないようにお願いします。) 

そして10年以上前にオルガンのTony MonacoやChris Foremanにレッスンを受けるようになったのですが、もうほんと彼らが弾いた後に自分が弾くとなんて細いビート感なんだろう。なんてグルーヴしていないんだろうと痛感しました。 

それから試行錯誤して彼らのようにグルーヴするにはどうしたらいいのだろうかとか考えるようになりました。あと自分の好きなオルガニスト、Jimmy Smith, Jimmy McGriff, Jack McDuff, Don Patterson, Charles Earland, Don Patterson, Big John Patton, Dr. Lonnie Smithなどなどその他のプレイヤーはどのようにグルーヴしているのかと特に考えるようになりました。ベースだったらRay Brown, Andrew Simpkins, Bob Cranshaw, Paul Chambers, Duck Dunn, James Jamersonなどなど挙げたらきりがないですね。その他ピアノだったらGene Harrisとか他にもたくさんいます。ドラムだったら・・・とリストが終わらないので別の機会にでも。 

それで何となくわかってきたのですが、個人個人の身体的能力の違い、感覚の違いなど一人ひとり違うので、グルーヴしているけど感覚というか個々に違いがあると思います。でもグルーヴしているという枠組みの中です。みんなグルーヴしているのだけれど、サウンドが違う、スタイルや個性があるのと同じようにグルーヴ感も個人個人違うという感じでしょうか。 

以前Tony Monacoの左手ベースの弾き方とか真似てずっとやっていて本人にもそこまでコピーしているのはハルしかいないとか言ってくれていたのですが、でも彼のようにグルーヴしませんでした。足鍵盤のタッピングのビートの位置も彼のようにやっていましたが、彼のようにはならないんです。やはり身体的にも感覚的にも違うため同じやり方をやっても必ずしもそうならないのだと何年もたって気が付いたわけです。それでChris Foremanのように真似ようと思ったのですが、またそれもあの感じと同じにはならないのでした。フレーズなどはコピーできても全く同じような感覚で弾くのは個々に差があるので、同じにならないという事でしょうか。 

それでリサーチの日々が続き(現在進行形でもう何年も)いろいろな人を参考にして実際のビデオを見たり採譜したりして、それを弾いて聞き比べてみて”あの感じ”にいかに近づけるというか、あの感じの範囲内になるというかという試行錯誤の日々であります。オルガンって両手両足、足鍵盤と3つあってタイム感も別々にすることできるんです。ドラマーもそうですよね。

ここ数週間時間があったので、とにかくひたすら過去のTonyやChris, はたまたJack McDuff, Joey DeFrancesco, Larry Goldings, Jimmy Fosterなどなどいろいろなレッスンやワークショップのビデオを見て、自分の演奏をビデオ撮影して比べてとやっていましたが本当に奥が深いです。あの黒いグルーヴ感はどうなっているんだろうとずっと考えています。ただこれらのビデオとか音源でわかったのですが、やっぱり一人ひとりグルーヴ感やリズム感の違いがあります。でもやっぱりグルーヴしているから、自分にあったものをいろいろな人から吸収してみて自分の演奏を録音して聞いてみてどう感じるか考えることでしょう。最近になってほんの少しわかってきたというか自分に適した感じに気が付いたような気がします。数日前の発見なんですが・・・。それを実践で無意識レベルでするのには時間がかかるんですね。 

とまあ深夜の呟きでした。生前にJimmy McGriffが言っていましたね。ライブでお客さんが自然と足踏みしたり、肩を揺らし始めたらそのライブは勝ちだって。黒人街で演奏するとジャズであろうと踊る人がいるんです。むしろそれが真のあの黒人クラブの雰囲気で、シカゴの黒人街でレギュラーで演奏するようになってすぐに年配のお客さんに今日はダンスシューズ履いているから躍らせてくれるよなって言われたのを今でも覚えています。それぐらいやっぱり大事なことだと僕は思っています。 

グルーヴ、グルーヴ感、長い長い道のりです。これからも続くでしょう・・・。

Viscount KeyB Legend Soloの動画 

メーカーに頼まれていませんが、お世話になっているので新製品Viscount Legend Soloのちょっとしたビデオを作りました。しかも深夜2時すぎの静けさの中で行いました。海外のオルガン関係のフォーラムで多くの人の要望があったので思い立ってすぐ行動しました。一発撮りのちょっとした編集でセッティング含め30分ほどだったので、少々アングル的にはうまく全体が撮れませんでしたが、まあ参考のためには良いという事にしましょう。ちなみにレスリーシュミレーターは外部のMini Vent for Organでハーフムーンスイッチが使えるように改造したものを使い、Midi Solutionでサイスティンペダルを使い、足鍵盤の一つの音を鳴らせるようにMidiの信号に変換しています。これで足鍵盤のタッピングが使えるようになります。音がかなり良い感じだと思います。

Viscount KeyB Legend Soloが届く 

今回は一段鍵盤のKeyB Legend SoloがViscount社から届きました。二段鍵盤がセッティングできないスペースがあまりない場所で演奏することがあるので活躍してくれそうです。音はLegendのオルガンと同じで操作性も一段鍵盤ですが容易です。9.5kgとかなり軽量なので運びやすいです。