ハモンドオルガンとレスリーの外観の修理

運送業者からハモンドオルガンとレスリーが運ばれてきました。全く修理に知識がなかったので、ハッチ工房の山本さんに修理の予約をしたのですが、来られるまでしばらく時間があったので外観を自分で修理することにしました。

アメリカのハモンドオルガンを修理する業者や技師はまだたくさんいますが、その人達の間で評判の良いHoward Restore-A-Finishを使い、磨き上げるということを聞きました。もちろん、欠けた部分や完全に外観を修復するには、中身のパーツすべてを取り外し、業者に頼んだりするのですが、そこまでするには膨大な時間とコストがかかってしまうので、自分でできるだけの範囲で修理しようと思いました。さすがに業者に頼むと新品のような状態にはなりますが、ビンテージのハモンドオルガンは新品では手に入るものでもないので、傷などが目立たなくなれば良いなと思いました。

さて、このHoward Restore-A-Finishとスチールウールを使い全体を擦り、乾く前に布巾で拭き取ります。ちなみに、アメリカから輸入もできますが、日本でも数店舗扱っているところがありますので、そちらからも購入できます。アメリカから輸入すると送料で高くついてしまうようなので、日本で購入しました。


まずは、修理前はこんな感じでした。


オルガンを数時間、またレスリーを数時間かけて磨いて拭き取りをするとこうなります。















大分良くなったと思います。傷もあまり目立たなくなり、かなり満足する結果が得られました。これ以上は業者に任せるしかありませんでしたが、これだけでも一人で行うと5時間ぐらいはかかります。(丁寧にやったので、それ以上かかりました。)

ということで、もし外観が傷だらけでしたら、かなりこれで修復できると思います。最終的に全部メンテナンスを終えて、もう一度行いましたが、その時はもっと良くなりました。ちなみに、色はたくさんあるので、なかなか近い色を購入するのに苦労するかと思いますが、大体オーク、ダークオーク、マホガニーなどが近いと思います。僕の場合は最初はオーク色で行いましたが、仕上げにはマホガニーで行いました。ちなみに、最終的にはこんな感じになりました。